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Journeyer入荷と用途に合わせた重量の話

Journeyer入荷と用途に合わせた重量の話

こんにちは
テンプラサイクルのゴウです。

先週Salsa Cyclesのグラベルバイク「Journeyer」が入荷してきました。
自転車のスペックや仕様は、以前のベーさんのブログをご参考に。
今回はJourneyerを使ってどんなことができるのか掘り下げてみたいと思います。

 

一般的にグラベルバイクというスポーツ自転車では、15~20万円の価格帯のモデルは初めてスポーツ自転車を購入する方も手が出しやすいという事も含めエントリーモデルと呼ばれることがあります。
「購入しやすい」という点では初心者向けとも言えますが、
重要なのは「どの用途で自転車を使うか」だと思います。

Salsa Journeyerはいくつかのモデルがあり、今回入荷したのは「Journeyer 650 SORA」と「Journeyer 700 CLARIS」です。
価格はJourneyer 650 SORAが税込¥228800-、Journeyer 700 CLARISが税込¥175780-
両モデルで¥53000ほど価格差がありますが、実は変速段数やタイヤ径の違いだけではありません。
この2モデルで決定的に違うのはフレームスペックです。

 

 

 

 

Journeyer 700 CLARISはブレーキは現行規格のフラットマウントですが、ホイールは旧規格のクイックリリース式、フロントフォークも全アルミで頑丈ですが重量もあります(53サイズ、ペダル無しで実測11.84kg)
使い方としてはグラベルライドも可能ですが、コミューターとしての日常使いや、車体の前後にキャリアをつけて荷物を積んでのツーリングなど向いているモデルだと思います。

 

 

 

 


Journeyer 650 SORAはホイール固定がスルーアクスル式で、カーボンフォーク付き。
コンポーネントがリア9段変速でCLARISモデルより1枚ギアが増えていますが、変速段数が増えるより効果があるのはスルーアクスルのホイール固定方式で、よりブレーキの制動力が活かせられます。
またフロントフォークがカーボン製(コラム部分はアルミ)により、重量が750gほど軽くなるのでカスタム次第では10kg以下の車重も実現可能です。
(サイズ55、ペダル無しで実測11.09kg)

 

 

 

 

バイクパッキングなど装備を限定して積載するタイプのツーリングや、身軽な荷物で走るグラベルライドなどはSORAモデルの方がメリットが多いです。
車体の軽さは、極端に軽くしなければライドでの大きなアドバンテージになり得ます。
特に登り坂のグラベルでは自転車が重いと、体力を消耗し自転車に乗ることが楽しくなくなってしまうかもしれません。
軽さが正義という訳ではないですが、自転車に乗る人自身の体力に合わせた自転車の重量があると思います。

 

 

 

 

 

Journeyer 700 CLARISのように、クイックリリース式のホイール固定方法のフレームを後からスルーアクスルのホイール固定方法に変更するのは物理的に不可能ですし、その逆も然りです。
JourneyerのCLARISモデルとSORAモデルは価格で5万円以上の差がありますが、カーボン製のフロントフォークやスルーアクスル式のフレームは、後でカスタムしようとしても5万円どころか10万円でも無理な場合もあります。
CLARISモデルでお手頃価格で乗り出してみるも良し、今後の拡張性や本格的なライドを見越してSORAモデルに投資するも良し。

 

 単なる移動手段としての自転車ならデザインやカラーの好みで選ぶのも良いですが、スポーツ自転車で移動手段から一歩踏み込んだ使い方をするなら、その自転車の性能や拡張性まで見ると、より用途に合った自転車が探しやすくなります。
外見と内面が分かると自転車選びも楽しくなりますよ。



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