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自転車屋の休日はハイキング

自転車屋の休日はハイキング

こんにちは。
ベーやんです。

急ですが、皆さん休日の日は何をしてますか?
近年のアウトドアブームもあり、キャンプを始めた方、釣りを始めた方、自転車を始めた方など、いざ始めてみたらどハマりして休日の過ごし方がゴロッと変わった方も多いのではないでしょうか?

そんな休日の過ごし方、ほんとどうでもいいと思いますが、僕の休日の過ごし方を紹介させて頂きます。

まずブログタイトルにもあるように内容はハイキングです。
なので今日は僕のハイキングの様子と装備などをご紹介させていただいます。(どうでもいいでしょうけど)

僕は趣味でハイキングもしています。
それに付随して、ハイキングがしんどくなりすぎないようにとの体力作りでランニング、トレイルランニング(最近してない)をやっています。
趣味でもあると同時にリフレッシュでもあります。(身体的なことは別として)

梅雨入り前の休みの日に山梨県は南アルプスにある「鳳凰三山」に行ってきました。
鳳凰三山は南アルプス国立公園内にあり、日本百名山でもあります。

鳳凰三山は「薬師岳(2780m)」「観音岳(2840m)」「地蔵岳(2764m)」のことを指します。
それぞれが大きく「鳳凰山」と呼ばれています。

初めて行く鳳凰三山、前日までは全然別のサクッと系の山に行く予定でしたが、今週は僕が火曜水曜と休みだったので「連休なんだからテン泊するか、ガッツリ1日かかる山に行ったら?」と言われて勧められたのが、鳳凰三山でした。

夜叉神峠というところをスタートで、始めに到着する薬師岳までのコースタイムは約4時間、ここからさらに40分かけて観音岳、さらに90分かけて地蔵岳なので、全部で片道6時間ちょっと、行って帰ってきて12時間。
初めは薬師岳か観音岳まで行って、地蔵岳やめて帰って来ればいい。
といわれてました。

ということで朝6:40頃に夜叉神峠下の駐車場を出発。

まずは駐車場から夜叉神峠(1766m)に到着。
ここまではまだまだ全然樹林帯。

水分やラムネ、ナッツなど歩きながらつまみます。
適度に水分、塩分、糖分を摂らないと後に響きますから。
自転車のツーリングも同じです。

ここから南御室小屋という薬師岳手前まで3時間ほどかけて2400mくらいまで上がります。もちろんですが休憩を挟みつつ。

登ってる最中樹林帯ですが、時折左側に3000mを超える北岳や間ノ岳などのアルプスが見えます。
この日も天気は晴れだったので夜叉神峠からも見えたようにアルプスを見ながら登って行きました。

山は標高が高くなると気温も落ちます。
特に2000mを超えてくるとこの時期でも陽の当たらないところなどは雪が残ってたりします。
鳳凰三山に向かう登山道は整備もされていて、まず迷うことはないでしょうし、所々木の根や少しガレた感じの箇所もありますが、比較的歩きやすいです。
僕の苦手な階段もありません。

さらに進むと結構雪が残ってましたがチェーンスパイクをつけるほどではありませんでした。
でも少しだけ踏み固められた雪だった為、時折踏ん張ると滑ってしまう事もあったので慎重に登ります。

途中少し外れて、「辻山」というところにも寄りました。
看板で「晴れた日は眺望がいいので行った方がいい!」と書かれてたので。

確かに眺望は良かったです。
北岳、間ノ岳、農鳥岳の「白峰三山」がしっかり見えました。
ただこの辻山の山頂に行くまでの道が雪できつかったです…

さらに登り続けて南御室小屋に到着しました。

この左側にはテント場があり、この日は8張りくらいありました。
ここで10:00過ぎくらい?

南御室小屋外のベンチで10分ほど休憩して出発。
ここから30分ほどで薬師岳小屋に到着、薬師岳は目の前です。

「やった。ついた〜」

お気づきになりましたか?

眺望がありません。
まさかの薬師岳小屋手前からガスが出始めました。
「まぁでも流れてるし山頂着く頃晴れてるといいな〜」

神様に見放されました。いや、場所的に仏様か。
「と、とりあえず観音岳までは行こう。たまにガス抜けるときあるから向かってる途中で抜けてくれるかもしれないし」

「…。」

ぴえん。(使い方合ってます?)
観音岳に到着。
一応晴れてましたが、アルプス側はずっとガスで何も見えません。

「お、おかしいな。昨日聞いた話では薬師岳に出たら森林限界も超えてて、左側に北岳とか見ながら稜線歩くのめちゃいいよ!って聞いたはず…」

この時11:30頃。

ここで折り返すか、1時間半かけて地蔵岳まで行くか。
「うーん、、、」
「ここまで来たならもう行ってやる!」

もう意地でした。
本当は無茶しちゃダメです。
この日は元々、マックスで12時間行動するかもとは思ってたので、装備には問題ありませんでした。
問題はメンタル。

稜線はずっとこんな感じでガスったり抜けたり。

ちなみに地蔵岳は上の写真の右の方に飛び出たオベリスクと言われる尖った岩のところ。

「行くか〜」

「よっしゃ〜」
もう地蔵岳は目の前です。
地蔵岳に着いたのは12:30。
この時脚も疲労感が溜まってます。

地蔵岳のすごいところはまずオベリスク。
オベリスクとは古代エジプト期に神殿の門前などに建てられた突起型の石碑。
地蔵岳は建てられたわけではないですが、オベリスクのような突起した岩がある事もありそう呼ばれてるようです。
写真では少し離れてますが、実際は突起した岩はめちゃでかいです。

もう1つは地蔵岳というだけあって地蔵様が沢山あります。
大きさはほとんどが膝丈あるかないかくらいの大きさ。

「せっかく地蔵岳まで来たしオベリスクでも登りましょか〜」

これが結構怖い。
変にザックなどは背負って登らない方がいいです。
登るルートもこれといって決まりがないみたいですが、本当に岩をよじ登ります。

注意しながら登ると、もうこれ以上は登れないという突起の岩の付け根?につきます。

ここに「鳳凰三大神」の石碑とお地蔵さんがいます。
(お地蔵さん下のペットボトルはゴミではなく土台になってます。)

これにて鳳凰三山制覇です。
このお地蔵さんにも下のお地蔵さんにも手を合わせて帰りも怪我なく帰れますようにとお願いしておきました。

あとは来た道を戻るだけなのでここでおにぎり食べたり、少し長めの休憩をとり下山していきました。

下山もあまり時間をかけると暗くなってしまうので、ヘッドライトなど持ってきてましたが、できるだけ明るいうちに降りたいので巻き気味で。

なんだかんだ駐車場へ戻ってきて17:00前。
日が延びたので暗くなる前に下山成功。

全行程10時間15分となりました。
この日の移動距離は24.5km、獲得標高は2,512mでした。
稜線もアップダウンがあるので2,500mになったわけです。

本来であれば稜線に出れば富士山、北岳、八ヶ岳、秩父連峰が見える大パノラマな眺望のようですが、この日はずっとガスでそれは叶いませんでした…

前半の樹林帯が長く続くので辛いですが、登山道自体は歩きやすくて階段もないですし(確かあった記憶がない)、樹林帯でも横にはアルプスが見えることが多いのでパーティを組んでいけば話相手もいてそこまで退屈しないと思います。

行程はそこそこあるので健脚の方向けですし、無理せず薬師岳だけでも十分楽しめると思います。

それこそ土日で行くなら南御室小屋で一泊がおすすめかと。

この日の気温が天気予報では2000m地点で8度、3000m付近では4度か5度の予報だったので、装備は以下な感じ。

・ザック : MINIMALIGHTのORDINARY PAC(17L)
・念の為のダウンジャケット(薄め) : Mountain Hardware
・上下レインウェア : 上Columbia、下Karrimor
・火器類 : JMW(ヒルビリーポット)、SOTO(ウィンドマスター)、カトラリー
・ナルゲンの1Lボトル
・500mlのアクエリアス
・食べ物
・ヘッドライト : LED LENSER
・簡易エイドキット(応急処置キット)
・チェーンスパイク : Mont-Bell
・カメラ : (Sony α6000)
・モバイルバッテリー、ケーブル、ヘッドライト予備電池

といった感じでした。
暗くなる想定ではありますが一泊想定ではありません。

南御室小屋より上は水場がなかったので、これからの時期水分は多めに持っていくのが良いでしょう。

服装は以下な感じ。

・ベースレイヤー : Millet(ドライナミックメッシュ ノースリーブ)
・シャツ : Icebraker(モデル名忘れました)メリノロングスリーブT
・アウター : 山と道のULシャツ(長袖)
・パンツ : Teton Bros × yamap共同開発のスマートランパンツ
・帽子 : halo commodity(Salt Path cap)
・サングラス : Smith(Eastbank Metal)
・ソックス : Hiker Trash(ZERO DAY)
・シューズ : SPEEDGOAT GTX

こんな感じです。

気温ほど体感も寒くなく、終始シャツの袖はまくった状態でした。(中は半袖でよかったかも)
ガスではありましたが、風があまりなかったのも良かったと思います。

今回は山と道のULシャツが新素材だったことと、スマートランパンツの使い心地を試したくて着て行きました。

シャツは以前と比べて少しハリがあり、シワになりにくく着心地もさらっとしているので、背中に汗かいてても不快感はありませんでした。
パンツもストレッチがしっかり効いており、撥水性もあって雪の跳ね上げも弾いてくれてました。
こちらもサラッとしているので汗での不快感はないですが、少し薄手なので冬山など厳冬期は厳しいでしょうね。
でもポケットも豊富でスマホを入れていても脚上げのストレスにはならなかったので良いです。

やはり新しく買ったものは実際のフィールドで試してみたいものです。

試すことによって、あとは何を揃えないといけないとか、行く天候や状況に合わせて装備を変えられるので経験は大事ですね。

地図でのルート確認等にはアプリのYAMAPを使用しています。
YAMAPでは「見守り機能」があり、使用者と見守りする相手を設定しておくと、ログを取り始めから終わりまで、相手に通知で教えてくれます。
登山口で登山計画書を出すのも大事ですが、この場合はリアルタイムで場所が分かるのですなお良しです。
最近の山系地図アプリでは電波がなくても現在地が見れたりするので、ありがたい限りです。

ハイキングなどのアクティビティをする方も増えましたが、その分遭難事故なども増えているようですので、気を付けましょう。


店頭では僕やゴウに自転車以外の話しでも良いのでお気軽に話してください。
参考にしてもらえると嬉しいです。

と言った感じで結構長くなっちゃいましたが、僕の休日の話でした。

 

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