こんにちは。
ベーやんです。
待ちに待った、Salsaのニューモデルグラベルバイクが情報解禁となりました!
Salsa cycles / Journeyer(ジャーニヤー)
salsaが4/21(現地時間)に発表した新作がこの"JOURNEYER".
今まで出ていた「Journeyman」のVer.2と言えるモデルで、ジオメトリーも一新されました。
Journeymanの時よりスローピング(トップチューブの角度)がキツくなりましたが、ちゃんと理由もあるわけです。
直進安定性、スピード性が増したグラベルバイク
Journeyerはjourneymanの時より、ヘッドチューブ角が寝て(倒れて)、シートチューブ角が立って(起きて)いるジオメトリーになりました。
ヘッドチューブ角が寝ると直進安定性が増していきます。
近年のMTBでもヘッド角は寝ていってますが、路面がボコボコしたオフロードでもより安定して走れるようになっている訳です。
一方シート角が立つと脚の力が効率よくペダルへと伝わるようになるので、スピードに乗せやすくなります。
オフロード走行を想定したグラベルバイクが、よりオフロードでも安定した走行性能とスピードの乗せやすさが増したわけです。
またこのジオメトリーによってハンドルとシート間の距離が短くなって、フレームの剛性も向上し、乗り手の身長の幅も大きくなりました。
スピード感は残しつつ、よりMTBに近づいたといった感じでしょうか。
オフロードでの走行が楽しみになるジオメトリーです。
ケーブルはインターナルルーティング。
ブレーキケーブルとシフトケーブルは全てインターナルルーティングとなっており、フレームバッグやキャリアをつける際にもケーブルとの干渉が極力避けられています。
またインターナルにより見た目もすっきりとシンプルになっています。
フロントフォークはダイナモライト用のケーブルを通す穴もあるのでケーブル類は全てすっきりと収まります。
フォークはカーボン製の"Waxwing Fork"を採用。
salsaのグラベルモデルで使用されている「Waxwing Fork」。
WarbirdやWarroad、VAYAにも使用されており、各モデルのグレードにより「フルカーボン」「アルミコラム/カーボンフォーク」となっております。
「Waxwing」はコラムがアルミ素材のタイプ「Waxwing Deluxe」はフルカーボンとなります。
Jouneyerではアルミコラムの「Waxwing」が採用されていますが、こちらも「Jouneyer SORA or APEX」からがWaxwingフォークとなり「Jouneyer Claris or Advent」では同形状の「アルミフォーク」となります。
このようにsalsaでは1つのモデルにもパーツグレードでのラインナップがあり、上位グレードになればなるほど、コンポーネントのグレードが上がり、フォークもグレードが上がっていきます。
ここはJourneymanの時と同じなのですが、正直フォークが違うだけで結構重量差が出ます。
バイクパッキングをやっていく中で、車体を軽くしていく方も多いので初めからそれなりに軽いものが装備されている車体を選ぶのも1つの手です。
やはりパッケージになっている方が1つ1つのパーツコストが抑えられていますから。
650Bと700Cでの展開。
Journeymanの時と同じでJourneyerでもホイールサイズが650B展開と700C展開があります。
またフレームのジオメトリーは全てのグレードで同じですが、ホイール装着部の規格がフォーク同様に「SORA or APEX」以上では前100mm/12スルー、後142mm/12スルーと現在の規格となっておりますが、「Claris or Advent」グレードからは前100mm/QR、後135mm/QRと近年減りつつある規格になっています。
こちらも金額差があるもののこれからのことを考えるとなくなりつつある規格のグレードよりかは、主流となってきている規格のグレードを選ばれた方が、後々のカスタムや修理などには良いかと思われます。
650B完成車も700C完成車も先に言った通り、フレームジオメトリーは全く同じものなので、700C×50まで、650B×55までタイヤクリアランスが確保されています。
フレームのみの展開もあり。
今回のJouneyerからはフレームのみの販売もあります。
フレームのみの場合はフォークが「Waxwing Fork」となります。
フレームカラーはブラックのみ。
完成車のブラックとはまた雰囲気の違ったブラック。
サイズは完成車もフレームのみも49/51/53/55/57/60とラインナップが揃っています。
サイズ53は(157cm~168cm)、55は(165cm~175cm)となっております。
140cm代の方から190cm超の方までカバーできるサイズ展開となっているので、キッズとまではいかなくてもユース世代から乗れてしまいます。
"Adventure By Bike"を追求。
salsaからよりグラベルを楽しんでいただけるようにアップデートされた今回のJourneyer、salsaらしい「Adventure by bike」のコンセプトに沿ったモデルが改めてリリースとなりました。
がっちりロードバイクでもなく全てのモデルは「Adventure」を想定した作りになっていてとてもsalsaらしいです。(MTBからスタートしているブランドなので)
「日々の生活でも出かける時は毎回Adventureとなる。」
salsaクルーが来日した際にそうおっしゃってました。
スポーツに寄りすぎずにやってきたsalsaには共感させられることが多いです。
今回発表されたJourneyerは「SORA」グレードの700Cと650Bが店頭に入荷してきています。
またフレームのみも55サイズが一本のみ入荷しています。
昨今の世界情勢から一先ず入荷した分となります。
そのあとは今年の7月に「Claris」グレードも入荷予定です。
Journeymanはエントリーモデルとして展開され始めましたが、Journeyerに関しては通常モデルと謙遜ないです!(もちろんグレードによりますが)
ぜひ店頭で実物を拝みに来てください!!
・Journeyer SORA 700C & 650B 198,000円(税込)
・Journeyer Frame Fork Set 107,800円(税込)