こんにちは
テンプラサイクルのゴウです。
先日のOff The Gridでは久しぶりのイベント出店で、4年ぶりのOff The Gridということで沢山のご来場ありがとうございました。
個人的には土曜日土砂降りの雨の中、以前テンプラサイクルで自転車を納車したお客様が差し入れてくれたパンが個人的MVP(Most Valuable Products) でした。
閑話休題
「手を抜く」という言葉がありますが、もともとの語源は[囲碁の現在戦っている場所と別のもっと効率が良い場所に打つことで全体で見た時に有利になる] ことから来ているそうで、妥協するとか手数を省略することの意味ではなかったそうです。
今回はそんな「手を抜く」の語源のような製品と、一般的な意味の「手を抜く」商品のご紹介。
[Rene Herse Cyclesのブロックタイヤ]
テンプラサイクルのブログでも何度もご紹介しているRene Herse Cyclesのタイヤ。
ただし、今回のは「ブロックタイヤ」
海外ではKnobby Tire(コブ付きタイヤ)と言われるパターンのタイヤは、一般的にオフロード用として使われますが、Rene Herse Cyclesのそれは一味違います。
他メーカーのブロックタイヤは、スリックタイヤに走るオフロードの荒さやコンディションを考慮し、様々なブロックパターンを追加してブロックタイヤを作るのに対し、Rene Herse Cyclesはブロックタイヤから不要なブロックや形状を取り除いてこのブロックパターンを作っているので、そもそものアプローチが逆。
無駄を徹底的に省いて出来たブロックパターンはシンプルで懐古的な見た目ですが、Rene Herse CyclesのJan Heine氏曰く「究極のタイヤ」
自分も使ってみるまではかなり懐疑的だったのですが、走ってみると印象が180度変わります。
オフロードでの走行はもちろん、アスファルトの舗装路でもスリックタイヤのように転がり、濡れた路面でもしっかりグリップします。
見た目と走行感のギャップがあり過ぎて、途惑いますが慣れてくるとその走行感にやみつきになります。
特にオフロードとオンロードを境界なく走るオールロードバイクには最適なタイヤ。
このRene Herse Cyclesのブロックパターンのタイヤは700cで、38c,42c,44c,48c,55cの5サイズ展開、650Bは42,48,55の3サイズ展開。
金額はまあまあ高額ですが、使ってみるとお値段以上の価値を感じられると思います。
「手を抜く」の語源的な意味だと、タイヤを履き替えずともオンロード・オフロード問わず走れてしまう効率の良さとライドの幅が広がることにより、将来的に自転車に乗るのがより楽しくなるタイヤです。
[Muc-Off Foam Fresh]
ヘルメットの(努力)義務化で以前よりはヘルメットを被る自転車乗りを見かけることが増えました。
ただ、ヘルメットのケアの仕方って知ってますか?
自分はライド後には水洗いして、よく水を切り、陰干しで乾燥させていました。
ただ季節によっては乾燥しにくかったり、翌日も同じヘルメットを被りたいときは洗わなかったり悩みどころも多いヘルメットケア。
ヘルメットを洗わずそのまま被り続けると、匂いだけでなく内部のパッドの劣化も早めてしまいます。
そんなヘルメットケアの悩みに「Muc-Off Foam Fresh」
ヘルメットの内部にスプレーすると、泡状のフォームが内部の汚れや匂いを除去して手軽にヘルメットをクリーニングできます。
水洗い時より乾燥も早く、朝の通勤ライドで使ったヘルメットに到着時に吹きかけて拭いておけば帰宅時にフレッシュなヘルメットで帰れます。
「手を抜く」の一般的な使い方である、手間を省略するヘルメットケア[Muc-Off Foam Fresh]
手数を減らしても、便利な製品を使うことでヘルメットを快適に長く使用できます。
手を抜くということは一般的に良くないとされがちですが、手間を省いても効果的であることもあります。
また「手を抜く」の語源のような、将来的には「あの時これにして良かった」と思えるような物を今後も紹介していきます。