こんにちは
テンプラサイクルのゴウです。
札幌から東京まで約800kmを自走で帰宅する「ロングロングライド」がスタートしました。
北海道の苫小牧からフェリーで青森県八戸に到着したところまでが前回のブログ。
今回は青森県から岩手県の一関市まで走った記録です。
青森県の八戸市にフェリーで到着した時に感じたのは「蒸し暑さ」です。
太平洋を数百km南下しただけで結構蒸し暑い。
もちろん関東に近づくにつれて気温と蒸し暑さは増していった訳ですが。
青森県は到着が早朝だったこともあり、気温も30度以下だったので道のアップダウンはありましたが、おしなべて走り易い道でした。
特に国道4号線にはいるまで走った60kmほどの道は、地元の方が使う生活道路だったり、リンゴ畑の中だったり、ちょっとした峠道や途中にローカルレジェンドな湧水を発見したり。
初めて通る道は知らない風景や文化があり、その出会いが自分はライドの楽しさの一つだと思っています。
GPSで正確なルートを辿るのも良いですが、楽しそうな道に迷わず飛び込んで迷子になったりするのもそれはそれで楽しいものです。
野菜の直売所で何故かバナナクレープが売っていて、それが意外と美味しかったり、道の駅で買った味噌焼き餅が小麦製だったり、一週間ほど前の東北豪雨の痕跡が感じられる道だったり。
しかし岩手県に入ると日が上り気温も30度越え。
盛岡市手前に差し掛かるころには真夏の気温と単調な国道4号線に体力を削られていきます。
盛岡といえば冷たいヤツがあるじゃないか。
ということで国道4号線を外れて盛岡市内へ。
いただきました。
本場の盛岡冷麺は思っていたより太めでコシがある麺とあっさりめのピリ辛スープで瞬間的に身体に吸収されました。
食後は駅前から川沿いの駐輪場までぶらぶら散歩して休憩。
帰宅してから数日後、この川沿いで熊が出て大騒ぎになったそうな。
盛岡市内からしばし田んぼが広がる風景の中を走り奥州市方面に。
国道4号線に再度復帰すると看板には仙台の文字。
仙台市はこのロングロングライドの中間地点にあたります。
もう半分か〜なんて思っていたらここからが長かった。
どこまでも平坦で真っ直ぐな国道4号線と幅狭側道、堪らず歩道に上がると歩道はガタガタか草ボーボーのジャングル地帯。
大幅にペースダウンを強いられ、若干の焦りもありましたが、途中の道の駅で休憩してマイペースで行けるところまで走ることに。
道の駅の直売所で売っていたシソジュースが沁みました。
幹線道路と森や田園地帯の連続する岩手県の国道4号ですが、個人的にはファミレスやチェーン店の並ぶ幹線道路より「走っていて愉しい道」でした。
何もないと思うような場所ほど新しい発見があったり、無心で走り続けられたり、自分にとってはリラックスできる場所だと実感しました。
岩手県奥州市に入ったところで日没。
体力ゲージはまだ余裕があったのでそのまま進むことに。
ただ、この先の国道4号線がバイパスの連続のような作りの道で分離と合流を繰り返し、大型車もハイスピードで通る道路です。
下道もあったのですが、上のバイパス道路より恐い感じだったので車が通る間を縫ってバイパス道路を走ります。
(自転車通行は可の道路でした)
30kmくらい国道4号線のバイパス道路を走ったらHPもMPも減ってヘロヘロに。
車のヘッドライトしか明かりのないバイパス道路には本当に苦しめられました。
そろそろ宿を探そうか、と思ったところで東◯INの看板が見えたので岩手県一関市でロングロングライド本州1日目は終了しました。
ビジネスホテルのユニットバスでシャワー浴びてからの記憶が飛んでますが、気がついたら翌日の朝でした。
というわけで次回ロングロングライド本州2日目に続きます。
下の画像は早朝から昼前くらいまで走り続けて、たどり着いた国道4号線にて見つけた看板。
膝から崩れ落ちそうになりましたが、堪えました。