こんにちは。
ベーやんです。
もうすっかり秋も深まって着々と冬が近づいているのを感じます。
さてさてSNS等で見かけられた方もいるかもしれませんが、遂にこちらが入荷してきました。
wolftoothやアピデュラ、ルネエルスなどの輸入代理店をされているAlternative Bicyclesさんが自身のオリジナルブランドである『equipt』を立ち上げれて、初めてのオリジナル製品となる「Sardine(サーディン)」をリリースされました!
このサーディンはAlternative Bicyclesの代表、北澤さんが考案された今までには見ないタイプの工具になります。
サイズはビットの端から端まで114mm。
重さはたったの38gと超軽量!
ビットは全部で5つ。
ヘックスの3mm、4mm、5mm、6mmとトルクのT25が装備されています。
実は自転車はこの5つで大体の作業が行えてしまいます。
3mmは各部のパーツで微調整する小さなネジに、4mmはハンドルクランプ、ステム、シートポストなどで使用、5mmもトップキャップやブレーキのワイヤー止めネジ、レバーの止めネジ、6mmはスルーアクスルやシートのヤグラ部、T25は6本ボルトのディスクローターなどに使用できます。
何と言っても一番の目玉は使用の際の素早い切替が特徴。
最後に締めるや緩める際のはじめの硬い時はこのように90°にしてトルクのかかるように使用して、
緩まったら本体を縦にしてそのままクルクルと早回しが出来ます。
ボトルケージも通常の六角レンチだとケージに接触して少しやり辛かったりしますがサーディンだとビットがねじ山に刺さったまま、本体の方向が変わるので抜かずに持ち替えが可能です。
このように横使い、縦使いを上手く使いこなせばわざわざ持ち替える手間も省けます。
6mmのビットは本体真ん中あたりに収納されているので、ピコッと頭を出して使用します。
この6mmビットに8mm変換ビットを付ければ8mmとしても使用は可能ですが、8mmは大体クランク止めボルトやペダルが多いです。
8mmを使用する箇所は高いトルクをかける箇所になることが多いので、そういった使用だと破損してしまう恐れがある為、equiptでは非推奨となっています。
自転車の携帯用工具は1つに様々なビット、チェーンカッターなどが装備されているものも多く、その場合は少しかさばったり、重量が意外と重かったり、コンパクトだけど上手く力がかからないだったりする事もあるので、自分が必要と思う携帯工具だけを別々で持つという考えもAltenative bicyclesさんのサーディンとともに提案するポイントでもあります。
僕も心配性なので「あれも持ってないと、これも持ってないと」と、つい荷物が多くなりがちですが、今までのライド中のトラブルでも使用する工具は限られていました。
ひとえにサーディンが「携帯工具全ての頂点!」と僕の一言で言えるわけではありませんが、確かに不必要なものを持っていく意味はないですよねと、改めて実感しました。
こればかりはトラブルの経験が多い人の方がより洗練しやすいところでしょう。
トラブルはないに越したことはないのですが。
またこのサーディンには専用のホルダーも販売されています。
見た目もシンプルなサーディン専用ホルダー。
取り付け穴が2つあるので取り付けるフレームなどで位置を変えます。
サーディン本体を取り付けるとこういう感じ。
振動でも落ちないくらいパチっとしっかりハマります。
この時サーディンのロゴが外に向くようにしないとホルダーにははまりません。
むしろハマる向きも決まっているので落ちないように考えられています。
ホルダーは薄いプレート形状なのでこうやってボトルケージの下に忍ばせる事も可能。
左右で携帯ポンプと、サーディンで取り付けも良さそうですね。
手ぶらで行くならこのスタイルがいいですね。
バッグなどがあればバッグに忍ばせる事もいいですが、取り出しがしやすい場所に入れるのが吉◎
この機会に皆さんもぜひ工具にも目を向けて検討してみてください。