こんにちは。
ベーやんです。
気温がぐんぐん上がって夏日になったかと思えば、雨続きで困りましたね。
さて今回は先月のライドでも起こったトラブルの際に役立つアイテムをご紹介します。
Park Tool / Tire Boot(TB-2)
自転車向け工具メーカーのパークツールから出ている"タイヤブート"というこのアイテム。
1パッケージ2枚入りで600円しません。(確か)
どういうものかというと、ママチャリなどのパンク修理に使用するパッチみたいなもの。
言うなれば「絆創膏」ですね。
これはインナーチューブに使用するのではなく、タイヤの方に使用します。
「タイヤに?」「どういうこと?」と思われるかもしれないですが、グラベルライドも人気となってますが、ロードバイクで走るオンロードよりグラベルライドのようなオフロード走行時はタイヤの側面を大きめな石(岩)に引っ掛けてしまったり、木の根っこに引っ掛けてしまったりしてタイヤそのものが破けてしまう可能性があります。(ボクはオンロードで破きましたが)
その際の応急処置としてこのタイヤブートを使用します。
予備のチューブを持っている人は多いですが、予備のタイヤなんて普通持って行きませんよね?
ちなみに先月僕がサイドカットしてしまった時はこんな感じです。
とても小さいです。人差し指の爪の先端の部分もないくらい。
しかしこのサイズの破れでチューブは破裂します。
特にロードバイクだったこともあり、タイヤの空気圧が高気圧です。
こんな小さく破れただけで、高気圧のチューブはこの穴から出ようとしてチューブが破裂します。
「オンロードでどこでこんななる?」って感じですが、当の僕も「え?」ってなりました。
峠の下りでスピードも結構出ていた時でしたが、ちょうどカーブだったこともあってか減速に入っていた時なので落車はせずにすみました。
これくらいならタイヤブートでなんとかカバーできそうです。
裂け目も大きすぎるとタイヤブートでもカバーできません。
どのみちチューブも交換するのでタイヤをホイールから外して、タイヤの裂け目の内側にタイヤブートを貼り付けます。
外側から貼り付けるわけではなく「内側」です。
お間違いないように。
これはタイヤブートを貼った上から更にガムテープを貼ってます。
ちなみにタイヤブートもガムテも僕は所持してませんでした。
とんでもないやつです。
一緒に行っていたみんなに助けられました。
(ガムテープまで持ってるとは思わなかったけどありがたや)
貼ったらそのまま付け直して空気を入れて行きます。
こんな感じになりました。
ちなみにあくまでも応急処置なので空気圧はパンパンにしてはいけません。
流石に高気圧になると耐えられません。
なので走行可能なくらいの空気圧までしか入れません。
本来インナーチューブのパッチ修理もそうですが、基本は応急処置です。
なので帰ったら新しいものと交換してください。
救急車呼んだ時も隊員の方がやってくれるのは応急処置です。
その後ちゃんとした治療が必要なので病院に運ばれるわけです。
今回僕のケースは幸い下記で済みました。
・タイヤブートで防げる範囲の破れだった。
・タイヤブートを持ってる人と一緒にいた(ポンプも借りた)
・スペアのチューブも持っていた
これのどれかでも外れてしまうと峠を自転車押して下山して、近くの駅まで歩いて輪行で帰る。(輪行袋がないと死亡)
こういった事態に備えて予備のチューブだけでなくタイヤブートもあると安心です。
僕もまさかタイヤが破れるとは思ってなかったのです。
でも実際に起こりました。
タイヤブートはパッケージから出せばぺらぺらの厚紙みたいなものなのでパウチなどに入れてポケットに突っ込んでおくのもありです。
たださっきもお伝えした通り、タイヤブートもあくまでも「応急処置」グッズです。
なので処置後は無理に先に進まず、帰るのが一番です。
無理に進んで更にトラブルを起こしてしまうとみんなにも迷惑がかかるだけだし、場合によっては帰れなくなる、ホイール自体が…ということも起こりうるので、何事も「諦めが肝心」です。
改めて予備のチューブとタイヤブートをライドの際は携行することをオススメします。
それでは楽しいライドを。